ラプターズが初のスイープ突破 マーベリクスのドンチッチは劇的なブザービーター

[ 2020年8月24日 12:55 ]

3点シュートを決めるラプターズのパウエル(AP)
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 NBAは23日、フロリダ州オーランドでプレーオフ1回戦の4試合を行い、昨季王者で東地区全体2位のラプターズが150―122(前半77―68)で7位のネッツを下して4戦全勝。プレーオフ通算20シリーズ目で初のスイープ突破を果たし、同じく1回戦を無傷で勝ち上がった3位のセルティクスと地区準決勝で顔を合わせることになった。

 ラプターズではベンチから出たノーマン・パウエル(27)が29得点、サージ・イバカ(30)が27得点と15リバウンドをマーク。第3Qを39―19として一気に勝負を決めた。ただし先発ガードのカイル・ラウリー(34)が第1Qに左足首を痛めてダウン。セルティクスとの準決勝シリーズに向けて不安を残した。

 そのラプターズと対戦するセルティクスは32得点を稼いだケンバ・ウォーカー(30)らの活躍で6位の76ersを110―106(前半57―58)で退けて4戦全勝。昨年のペイサーズ戦に続き1回戦をスイープで突破して、4季連続で地区準決勝に駒を進めた。

 西地区全体7位のマーベリクスは延長の末に2位のクリッパーズを135―133(前半58―66)で撃破。2季目を迎えているスロベニア出身の大型ポイントガード、ルカ・ドンチッチ(21)が第3戦で痛めた左足首の負傷を押して出場し、1点差を追って迎えた延長の残り3・7秒からのプレーで、3点シュートによる劇的なブザービーターを決めた。

 ドンチッチは46分出場してフィールドゴール(FG)を31本中18本(うち3点シュートは10本中4本)成功させて43得点をマーク。17得点と13アシストも記録して、第3戦(13得点、10リバウンド、10アシスト)に続いてトリプルダブルを達成した。プレーオフのトリプルダブルとしては歴代2位に並ぶ高得点で、この日は221センチのクリスタプス・ポルジンギス(25)が右膝を痛めて欠場したものの、レギュラーシーズンで3戦全敗だった強敵を見事になぎ倒した。

 クリッパーズはカワイ・レナード(29)が47分の出場で32得点を稼いだものの、オフェンスの二枚看板でもあるポール・ジョージ(30)は9得点どまり。ベンチから出たルー・ウィリアムス(33)は36得点をマークしたものの、119―121で迎えた第4Q残り50・6秒で得た3本のフリースローでは3本目を外して勝ち越すことができなかった。

 クリッパーズは延長の残り9・6秒、マーカス・モリス(30)が3点シュートを決めて133―132としたが最後は21歳のドンチッチを抑えきれなかった形。西地区の第2シードながら1回戦から苦戦を強いられている。

 西地区全体6位のジャズは129―127(前半64―65)で3位のナゲッツを退け、初戦を延長で落としたあとは3連勝。ドノバン・ミッチェル(23)がフリースロー(FT)を18本17本を成功させて51得点を稼ぎ、下位シードながら2季ぶりの1回戦突破に王手をかけた。

 ミッチェルは第1戦でも57得点を記録しており、50得点超えはこのシリーズで2度目。今季の成功率が86・3%(リーグ23位)だったFTは4試合の合計で44本中42本を決めており(成功率95・5%)、それが2度の大台到達につながった。

 ナゲッツはガードのジャマール・マーリー(23)が9本の3点シュート(試投15本)などで50得点を挙げるなど奮闘。チームがNBAの対抗組織だったABAに所属していた1970年4月19日(当時のチーム名はデンバー・ロケッツ)に、メキシコ五輪(1968年)で米国代表となっていたフォワード、スペンサー・ヘイワードがワシントン・キャピトルズ戦でマークしたプレーオフ記録(45得点)を50年ぶりに更新したが惜しくも敗れた。なおプレーオフで対戦したチームのどちらにも50得点以上をマークした選手がいたのはこれが初めてとなった。

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