サーフィンのジャパンオープン 年内開催へ調整

[ 2020年8月4日 18:44 ]

昨年5月のジャパンオープンで華麗なライディングを披露する松田詩野
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 日本サーフィン連盟は4日、オンラインで理事会を開き、来年5月の開催が決まった東京五輪の予選となるワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当、エルサルバドル)の出場権を争うジャパンオープンを、年内に開催する方針を決めた。会場は五輪と同じ千葉県一宮町の予定で、現在地元行政などと日程などを調整している。

 来年5月の大会の予選を年内に開催する理由について、宗像富次郎副理事は「(直前開催だと)時間的な余裕がなく、好ましくないという判断」と説明。出場選手により多くの調整期間を与えるために、異例の早期開催が決まった。

 WGの日本代表出場枠は男女各3で、男子は五十嵐カノア(木下グループ)、村上舜、女子は松田詩野、都筑有夢路の4選手が出場権を獲得済み。このうち五十嵐はWG出場で五輪代表決定、村上と松田は条件付きでの代表内定を得ている。ジャパンオープンでは残る男女各1枠を求め、トップサーファーたちがし烈な争いを繰り広げることになる。

 また先月16日に強化本部長の吉永修氏が亡くなったことを受け、宗像氏が来年3月の連盟役員改選期まで代行を務めることが決まった。宗像氏は「非常に選手に愛された方だったので残念。来年の五輪では“吉永さんのために”となれば」と故人をしのんだ。

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2020年8月4日のニュース