シニア開幕!今季国内ツアー初の有観客 323人が来場 倉本会長「見られてなんぼの世界」

[ 2020年7月31日 05:30 ]

男子シニアゴルフツアー ISPSコロナに喝!シニア第1日 ( 2020年7月30日    静岡県 朝霧CC=6788ヤード、パー72 )

今季初めて有観客で行われたシニアツアー開幕戦
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 シニア開幕戦は、今季の国内ツアー初となる有観客で行われた。感染予防策の下で第1ラウンドには323人を集めて行われた。日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長(64)は今後の男女国内ツアーの有観客開催への期待感も示した。大会は柳沢伸祐(54=アビバHD)が8アンダー、64で首位に立ち、シニアデビューとなったレギュラー通算9勝の佐藤信人(50=フリー)は32位につけた。

 有観客開催に踏み切ったPGAの倉本会長は言った。「我々が(客を)入れることで他のツアーも知恵を絞ってやればできることを分かっていただければ。見られてなんぼの世界。ギャラリーの前でプレーするのが本来の姿」。反対意見もある中で、選手目線を貫いた。

 コロナ禍で大会の中止、延期が続出する今季。ISPSの厚意で新規大会として開催された。来場者には1万枚が用意されたフェースシールドに加え、マスクやビニール手袋を配布。感染予防には万全の態勢を敷いた。来場者は323人と少なめでグリーン周りなども密にはならなかったが、拍手や歓声が自然と湧き上がった。

 無観客だった今月初旬の「ゴルフパートナー・エキシビション」も経験した深堀圭一郎は「プロ野球と一緒で、歓声、拍手をもらえたら力は出るしプロ魂が芽生える」と歓迎した。ゴルフ界に“日常”が戻ってくるのはまだ先だが、貴重な一歩となったことは間違いない。

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2020年7月31日のニュース