レイカーズが再開初日にクリッパーズに辛勝 ジェームズが残り12・8秒に決勝点

[ 2020年7月31日 13:29 ]

ダンクを決めるレイカーズのジェームズ(AP)
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 NBAは30日、フロリダ州オーランドで4カ月ぶりにシーズンを再開させ、シーディング・ゲーム(各チーム計8試合)の2試合を消化。西地区全体首位のレイカーズは2位クリッパーズを接戦の末に103―101(前半54―52)で退けて50勝14敗。44勝21敗となったクリッパーズに6・5ゲーム差をつけた。

 レイカーズは第1Q10分2秒で13点をリードしながら第3Q4分55秒には11点を追う展開。しかし34得点を挙げたアンソニー・デービス(27)の活躍もあってロサンゼルスのライバルを振り切ってこのカードは今季2勝2敗となった。

 第3Qまで9得点だったレブロン・ジェームズ(35)は結局、16得点、11リバウンド、7アシストをマーク。101―101で迎えた第4Qの残り12・8秒には外したオフバランスからのフローターを自ら押し込んでこれが決勝点となった。

 ルー・ウィリアムス(33)とモントレズ・ハレル(26)の主力2人を欠くクリッパーズは、ポール・ジョージ(30)が30得点を挙げたものの、逆転を狙って放った最後の3点シュートは失敗。スクリメージ(練習試合)で精彩を欠いていたカワイ・レナード(29)は28得点を稼いだが勝利には結びつかなかった。

 「オーランド・バブル」と呼ばれる再開シーズンの先陣を切って行われた試合では、西地区全体4位のジャズが106―104(前半48―60)で10位のペリカンズを下して42勝23敗。ペリカンズは28勝37敗となり、試合のなかった西地区全体8位グリズリーズとは4ゲーム差。スクリメージに出場しなかったペリカンズの新人フォワード、ザイオン・ウィリアムソン(20)先発して15分出場して13得点を挙げたが土壇場ではベンチに退いた。

 なお国歌斉唱の際、試合を行ったチームの全選手と全スタッフはコートに膝をついて人種差別問題への抗議を行った。

 31日には6試合が行われ、八村塁(22)が所属する東地区全体9位のウィザーズは西地区全体13位のサンズと「オーランド・バブル」での初戦に臨むことになっている。

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