白鵬の休場で横綱不在に 八角理事長は「若手はもう自分たちの時代だと思ってくれないと」

[ 2020年7月31日 20:39 ]

大相撲7月場所13日目 ( 2020年7月31日    両国国技館 )

白鵬の休場で不戦勝の正代 (撮影・白鳥 佳樹)
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 横綱・白鵬が日本相撲協会に「右膝半月板損傷、膝蓋(しつがい)大腿じん帯損傷、関節内血症により約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出し、13日目から休場した。白鵬の休場は1月の初場所以来、通算15度目となった。

 優勝争いが佳境を迎える終盤戦で第一人者がいなくなり、八角理事長(元横綱・北勝海)は「残念だし、盛り上がるときに強い横綱がいないのはファンに申し訳ない」と話した。

 白鵬は休場の原因にとなった右膝の負傷について「新しいケガ」と説明。師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)によれば、4日目の隆の勝戦で痛め、12日目の御嶽海戦で悪化させたという。

 最近の白鵬は相次ぐケガで連続して本場所を皆勤するケースが少なくなっている。圧倒的な横綱にも肉体的な衰えが見え始めているのは事実。八角理事長は「白鵬は本当に頑張ってくれている。10年くらい綱を張っているわけだから、多少のケガはある。逆によく休んで、頑張ってほしい」と気遣った。

 その一方で「若手はもう自分たちの時代だと思ってくれないと。いつまでも白鵬、鶴竜ばかりにまかせていいのかと」と勢いのある若手の台頭を期待した。

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2020年7月31日のニュース