照ノ富士が朝乃山を下し単独トップに 八角理事長は「今日は強かった。“オレが大関”という感じ」

[ 2020年7月31日 20:29 ]

大相撲7月場所13日目 ( 2020年7月31日    両国国技館 )

<7月場所13日目>朝乃山の投げを何度もこらえた照ノ富士(右)が寄り切って新旧大関対決を制する(撮影・篠原岳夫)
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 新旧大関対決は旧大関に軍配が上がった。幕尻・照ノ富士が朝乃山を破り、1敗を守って優勝争いのトップに立った。立ち合いで右四つに組んだが、すぐに相手の左上手を切って、十分の形になると、朝乃山の下手投げにも動じずにそのまま寄り切った。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「今日は強かった。“オレが大関”という感じ。照ノ富士の勝因?(朝乃山の左)上手を切ったことですよ。切り方がうまかった」と話した。

 一方、朝乃山はケガから復活してきた元大関に力負けする形に。八角理事長は、朝乃山の上手の位置が深かったか?との質問に「ああいう取り方だからね。小さい人には効くけど、大きい人だとこういう結果になる」と指摘。そして「(下手で)投げにいくんじゃなくて前ミツを取りにいかないと。投げにいっても防戦一方だった。朝乃山は分かったと思うよ、こういう上手の取り方では大きい人には通用しないと。照ノ富士はそれをよく分かっていた。右四つになれば、こうなれば、こうなると」と新大関の巻き返しに期待した。

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2020年7月31日のニュース