芝田山広報部長「泥酔写真が問題というだけ」 田子ノ浦親方、12日目にも職務復帰へ

[ 2020年7月29日 14:22 ]

日本相撲協会の芝田山広報部長
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 夜間に外出して飲食をしたとして、日本相撲協会の鏡山危機管理部長(元関脇・多賀竜)から厳重注意を受けた田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)は29日、新型コロナウイルスの抗原検査を受け、28日に続いて陰性だった。芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は「感染の可能性はないと思われます」と説明した。

 これに伴い、田子ノ浦親方は早ければ12日目の30日から監察委員として職務復帰する。芝田山広報部長は「ああいう(泥酔している)写真が確認されたのは問題というだけで、夜の接待を伴うお店ではない写真だった。それに関しては問題ないので」と説明した。ただ、弟子を抱える師匠だけに「しっかり弟子を管理するのが師匠の責任だから」と苦言も呈した。処分が下される可能性については「酔っ払って写真を撮られてインターネットで流されて。世間は厳しい目で見ている。ただ、理事会の事案かは今後の状況は私の方では分からない」と話すにとどめた。

 今後の行事に関しては、千秋楽は優勝パレードを実施しないことになった。「人が集まってしまうのでパレードはしません。NHKインタビューはこれから煮詰める。国歌斉唱は楽団の方は来ない。CDというか曲入りの録音を流す。斉唱中はお客さんは心の中で歌ってもらって。飛沫防止のため」と芝田山広報部長。各部屋の千秋楽パーティーについては「部屋のうちうちでやるのはいいけど、お客さんを呼ぶのは自粛」と話した。7月場所後は、理事会、師匠会は実施されるが、横綱審議委員会は開催されない。当面は相撲教習所での実技、授業なども行わないことになった。

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2020年7月29日のニュース