7月場所、有観客で実施 1日2500人限定 4人の升席1人で使用

[ 2020年7月14日 05:30 ]

大相撲7月場所 19日初日

18年秋場所、満員の観客に埋め尽くされた両国国技館
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 日本相撲協会は13日、両国国技館で臨時理事会を開き、大相撲7月場所(19日初日、両国国技館)を1日約2500人の観客を入れて実施することを決めた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で5月の夏場所は中止しており、本場所開催は無観客だった3月の春場所以来2場所ぶりとなる。11月の九州場所は大人数での移動に伴う感染リスクを避けるため会場を福岡から国技館に変更。11月の場所後に予定されていた冬巡業は実施されないことになった。

 春場所と同様に無観客での開催を目指していた7月場所は、初日の6日前になって急きょ、観客を入れて実施することになった。イベントの開催制限は今月10日から緩和され、プロ野球やJリーグは上限5000人の観衆の前でプレーしている。八角理事長(元横綱・北勝海)は「そういった状況を勘案し、我々も協会員の抗体検査の実施や、感染症の専門家のアドバイスを踏まえた『新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン』の制定などを進めてきたことによって、お客さまを安全にお迎えし、7月場所が開催できると判断しました」とコメント。芝田山広報部長(元横綱・大乃国)も「今回は(感染者が)1人でも出たら中止ということにはなりません」と説明した。

 東京都の新型コロナウイルスの感染者数は再び増加傾向にある中、細心の注意を払って感染防止に取り組む。国技館の定員は約1万1000人だが、ソーシャルディスタンスを確保するため、観客は最大約2500人とした。たまり席は作らず、4人が入る升席は1人での利用とし、イス席は横に3席空けて前後は互い違いとする。マスク着用はもちろん、観戦時の声援自粛を求め、拍手を推奨。飲酒も禁止とした。

 力士も春場所と違った対応を強いられる。支度部屋はアクリル板で仕切られ、力士は準備運動の際にもマスク着用を義務づけられる。1人当たりのスペースを広くするため、十両の支度部屋は相撲教習所を使用する。風呂場では湯船を使用できずシャワーのみ。「新しい支度部屋様式」で一日一番に臨む。また、場所中に体温が37度以上が2日続いた場合、または37・5度の場合は抗原検査を受けることになった。

 1月の初場所以来、半年ぶりにファンの前で相撲を披露する。八角理事長は「力士たちは4月から約3カ月半、厳しい外出規制や感染予防策を忠実に守り、7月場所に備えてきました。迫力ある土俵をお見せできることと存じます」とコロナ禍に負けない熱戦を期待した。


 《チケットは公式サイトでのみ販売》7月場所の入場券は日本相撲協会公式販売サイト「チケット大相撲」のみで販売される。先行抽選は14日午前11時~16日午前11時まで行われ、結果は16日午後6時ごろから順次発表。17日午前10時からは一般販売が開始される。チケットはイス席と升席の2種類のみで、購入は1人1枚まで。升席の定員は全席1人で、料金は8500~1万5000円、イス席は3500~9500円が用意されている。

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