待ち焦がれた国内女子ツアー開幕!鈴木、渋野、畑岡が初戦から激突 来年の五輪にらみ早くも火花

[ 2020年6月25日 05:30 ]

昨季は全英女子オープンを制すなど大躍進を遂げた渋野日向子
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 20年の国内女子ゴルフ開幕戦「アース・モンダミン・カップ」は25日から4日間、千葉県カメリアヒルズCCで行われる。新型コロナウイルスの影響で3月から中止が続き、日本女子プロゴルフ協会は今季と来季を一つのシーズンとする新たな開催方式を発表。異例のシーズンは来年の東京五輪出場枠を争う鈴木愛(26=セールスフォース)、渋野日向子(21=サントリー)、畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)のシ烈な争いからスタートする。

 準備は整った。

 カメリアヒルズCCで感触を確かめた鈴木は、決意に満ちた表情で調整を終えた。

 昨季賞金女王で17年の大会覇者は「不安な日々が続いていましたが、トーナメント再開が決まり素直にうれしく思っています」と前を向いた。

 大会は無観客で行われ、インターネットで配信されるが、結果を出すという強い思いに変わりはない。

 昨年中盤に左手を痛め約1カ月間欠場。それでも11月に日本人史上初となる3週連続優勝を達成。渋野、申ジエ(32=韓国)との争いを制し、2年ぶり2度目の賞金女王に輝き「昨年は目標としていた年間5勝と賞金女王をとることができたので結果だけはよかった」と振り返った。長かった自粛期間についても「いろんな挑戦ができた3カ月だった」。民間資格「アスリートフードマイスター」の勉強に加え、最近はベランダでレタス、ネギ、イチゴを栽培。さらにダンスにも取り組むなどして視野を広げてきた。

 そんな鈴木のライバルとなる渋野は「前に進むのみ」と覚悟を固めた。オフについて「切れ系や体を大きくするトレーニングをしていました」と振り返る。昨年11月から契約を結ぶ斉藤大介トレーナーとのトレーニングで、体に変化が出てきた。その成果として1Wの飛距離が「10ヤードくらいアップした」という。

 ツアー本格参戦1年目となった昨年は「ワールドレディース・サロンパス・カップ」で初優勝を飾り、8月の全英女子オープンでは日本人として42年ぶり2人目となるメジャー制覇。最終戦まで賞金女王争いを演じ、年間最優秀選手賞を獲得するなど大躍進。ファン待望の「スマイル」も、ようやく見られることになる。

 そして、世界ランキング4位の畑岡も参戦。米ツアーで2大会続けて2位に入った1月以来、5カ月ぶりの実戦となる。米女子ツアーは7月末の「ドライブ・オン選手権」(オハイオ州)から再開予定で「アース・モンダミン・カップ」出場後に渡米するだけに、結果にこだわりたい。

 そんな3人は来年の東京五輪への大きな期待も背負うが、割って入りたい有望株にも注目だ。

 河本結(21=リコー)は渋野、畑岡ら98年生まれの黄金世代の一人。ツアー本格参戦1年目だった昨年は3月の「アクサ・レディース」で初優勝すると計32試合に出場。トップ10入り11回の成績を残し、賞金ランキング6位で初シード権を獲得。11月に行われた米女子ツアー最終予選会で通算5アンダーの9位に入り、今季の出場権も獲得した。「20年の目標は米ツアー賞金ランキングでトップに入ること、国内ツアーで3勝を挙げることです」と目標を掲げている。

 さらに、黄金世代のひとつ下、99年生まれの稲見萌寧(20=都築電気)も見逃せない存在。昨年はQT103位でシーズン開幕を迎えるも、主催者推薦で出場した7試合で結果を出し、第1回リランキング14位で後半戦の出場権を獲得。7月の「センチュリー21レディース」でツアー初優勝を飾った。パーオン率で1位に輝きLPGAアワード新人賞も獲得した逸材だ。

 東京大会が1年延期となったことで、今後の五輪代表権争いに食い込めるか。見どころ満載の開幕戦が、いよいよティーオフの瞬間を迎える。

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