女子ゴルフツアー25日開幕…主催企業の意向を重視、課題抱えたまま再出発

[ 2020年6月4日 06:15 ]

オンラインで会見する小林会長(JLPGA提供)
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 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)などは3日、25日から4日間で行われるアース・モンダミン・カップ(千葉県カメリアヒルズCC)の開催を予定通り行うと発表した。新型コロナウイルス対策として無観客で行われ、インターネットで配信する。

 【記者の目】前後の大会は早々と中止を決断するなかで、アース・モンダミン・カップが開催へとかじを切った。国内女子ツアーゴルフの場合、大会ごとに主催者が違うため、それぞれの「色」が反映される。感染リスクを鑑みる主催企業が中止を判断するなか、JLPGAは報道陣を入れないなどの防止策を検討し、開催を熱望する主催企業の意向を重視した形だ。

 開催する以上は絶対に感染者を出さないことが共通テーマ。厳戒態勢での開幕も予想されるが、この日の会見では具体的な説明が乏しかった。マスクや消毒液などの数量を問われても「必要数量の洗い出しを進めている段階」と説明。韓国女子ツアーでは設置されていたサーモグラフィックカメラの導入も準備段階だという。

 チャーター機への搭乗が強く要請されるほど危機管理意識の高い米男子ツアーなどと比べれば一抹の不安は残っている。開幕まで、あと3週間しかない。(ゴルフ担当キャップ・黒田 健司郎)

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