NFLセインツのブリーズにNBAレイカーズのジェームズが激怒 波紋が広がる問題発言

[ 2020年6月4日 15:29 ]

多くのプロスポーツ選手から批判を浴びているセインツのQBブリーズ(AP)
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 NBAレイカーズのスーパースター、レブロン・ジェームズ(35)が、2010年のNFLスーパーボウルでMVPとなったセインツのQBドリュー・ブリーズ(41)に怒りのメッセージをぶつけた。

 黒人男性が警察官の拘束下で死亡した事件を受け、ブリーズがヤフー・スポーツの取材に対して「再びNFLで膝つき抗議が起きたとしても、国旗の侮辱に当たるとして支持しない」と語ったことが発端。ブリーズは2016年に人種的な不公平に抗議するために国歌演奏での起立を拒んだ元49ersのQBコリン・キャパニック(32)について触れ、「国旗や自分たちの国を侮辱する人には決して同意できない。国旗を見ると2人の祖父のことを思い出す。第2次世界大戦中に一人は軍隊で、もう一人は海兵隊でこの国のために戦った。国旗に敬意を表すことこそ、団結を示すことになる」と自分の意見を述べたが、これが多くのスポーツ選手から非難される結果となった。

 ジェームズは「驚いている。彼(ブリーズ)はキャップ(キャパニック)が膝をついた理由を全く理解していない 国旗や、自由のために戦っている軍人とは何の関係もない。自分の義父も戦争を経験しているが、それとこれとは別問題だ」と投稿。AP通信によれば、セインツ時代にスーパーボウル制覇に貢献し、イーグルスを経て7季ぶりに古巣に復帰したセーフティーのマルコム・ジェンキンス(32)も「インタビューで彼が口にした言葉は聞くにたえない。訂正することを望んでいる」と不快感を表明した。

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