しぶこスマイル戻ってくる!女子ゴルフツアー4カ月遅れ開幕へ 無観客で中継はネット配信

[ 2020年6月4日 05:30 ]

18年のアース・モンダミンカップでホールインワンを決めた渋野

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)などは3日、25日から4日間で行われるアース・モンダミン・カップ(千葉県カメリアヒルズCC)の開催を予定通り行うと発表した。新型コロナウイルス対策として無観客で行われ、インターネットで配信する。3月の開幕戦から中止が続いたが、4カ月近く遅れで開幕。渋野日向子(21=サントリー)の「スマイル」も、ようやく見られることになる。

 待ちに待った「しぶこスマイル」だ。4カ月近く遅れた開幕が現実のものとなった。

 JLPGAの小林会長は「プロの醍醐味(だいごみ)、感動、希望、多くの方に健康増進の一助となりますよう選手と一緒に頑張ってまいります」と決意を示した。

 女子ゴルフツアーは新型コロナウイルスの影響で開幕戦だった3月のダイキン・オーキッド・レディース以降、中止が続いた。だが、5月25日に緊急事態宣言が全面解除されると、今月19日からはスポーツイベントも無観客での開催が容認された。「ようやく明るい状況が見え、(開催準備の)判断になった」と小林会長は説明。直後の2大会は中止されており、感染者を出さないことが不可欠という考えから、観客を入れず、報道陣を含めた関係者もできるだけ減らす予定だ。

 ただ、選手のプレーはインターネット中継で配信される。渋野にとってもまた、縁のある大会だ。18年はホールインワンを決め600万円をゲット。昨年も最終日に4位まで押し上げ「全英切符」を確実にするなど相性はいい。現在は青木翔コーチの下でトレーニングを行っており、マネジメント事務所関係者は「いつ始まってもいいように準備しています」と説明した。

 全37戦だった今年の女子ツアーは20大会の中止が決定。来年と統合し、一つのシーズンとなる。所属先が主催する宮里藍サントリー・レディースが中止となった際に「皆さまと笑顔で会えるように、今は我慢をする時だと感じています」と語った渋野。ツアー制度導入後では最長のオフを経て、年またぎの史上最長シーズンに臨む。

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