大山加奈さん 総体中止の高校生にエール「前に進むため正直な気持ちに向き合って」

[ 2020年6月4日 20:21 ]

「明日へのエールプロジェクト」オンラインエール授業に講師として出演した大山加奈さん
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 バレーボール元女子日本代表の大山加奈さん(35)が4日、全国高等学校体育連盟(全国高体連)などによる「明日へのエールプロジェクト」第3回オンラインエール授業の講師を務めた。全国高校総体(インターハイ)が新型コロナウイルス感染拡大の影響で史上初の中止。大山さん自身も高校時代にインターハイを目標の1つとして掲げてきたことを明かし、「目標がなくなったのは辛いこと。でもその気持ちにフタをせず、正直な気持ちに向き合ってほしい。それは前に進むために絶対に必要なこと」と現役高校生たちに熱いエールを送った。

 休校が終わり、部活動を再開する高校も増えてきた。この日参加した32人の現役高校生たちも、3分の1ほどが「再開した」と回答。大山さんが特に心配するのが、練習再開にともなうケガの発生だ。自身も現役時代は持病の腰痛に悩まされ、完治には至らず10年に引退。「ケガをすると大好きなバレーができなくなる。頑張る気持ちは大切だけど、そんな思いはしてほしくないから、自分の身体を意識してあげてほしい」と涙ながらに語った。また指導者に対しては「今は練習ができなくて焦る時期。でも今は大会で勝つことよりも、子ども達の健康や未来を守ってほしい」と訴えた。

 大山さんは成徳学園高(現・下北沢成徳高)で主将を務め、インターハイ、国体、春高バレーで3冠を達成。しかし高校1年生のインターハイでは、日本代表で「メグカナ」の愛称でともに活躍した栗原恵さん(35)のいた三田尻女子高(現・誠英高)に負けて挫折を経験。2年生のときには同級生で現日本代表キャプテンの荒木絵里香(35=トヨタ車体)との大げんかの秘話などを公開し、参加した高校生達を楽しませた。大山さんは授業後にオンラインで取材に応じ、「大会がなくなって目標が立てづらい時期。この授業が、前に一歩踏み出すきっかけになれたら、と思います」と語った。

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