サンウルブズSR再参入模索 リーグ再々編へ渡瀬CEOが示唆

[ 2020年6月3日 05:30 ]

サンウルブズのオンライン記者会見に臨む渡瀬CEO
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 スーパーラグビー(SR)から今季限りで除外され、5年間の活動を終えたサンウルブズが2日、オンライン記者会見を行い、渡瀬裕司最高経営責任者(CEO、57)は「19年W杯で代表が勝つための強化の器として生まれ、SRに参戦した。役目は十分に果たしたと思う」と総括した。

 今後の計画は白紙で、チームを運営してきたジャパンエスアールも日本協会の一部署として吸収される可能性がある。

 一方で新型コロナウイルスの影響で、近い将来のリーグ再々編が見込まれている。渡瀬CEOは「次の議論になった時、何らかの情報は入ってくる。ひょっとしたら一緒に考えようとなるかもしれない」と話し、再参入を含めて検討していく考えを示した。

 5年間で通算9勝1分け58敗と大きく負け越しながら、支え続けてくれたファンには「想像していた以上に応援してくれた。どこにもない応援のカルチャーをつくってくれた」と感謝。コロナの状況を見極めながら、ファン感謝イベントの開催も検討していく。

 《チームの存続を 大久保HC願う》最終年の指揮を執った大久保直弥ヘッドコーチ(HC)は「日本ラグビーの歴史に名を残すチームだった」と惜しんだ。18年のコーチ就任から3季にわたって関わり、SR史上初の日本人HCとして6試合で采配。多国籍軍のサンウルブズの「チームアイデンティティーは評価されていい」とし、「個人的にはサンウルブズの名前を残してもらえればうれしい」と存続を願った。

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2020年6月3日のニュース