聖火リレー予定通り26日福島出発 バッハ会長、東京五輪開催太鼓判で決断

[ 2020年3月5日 05:30 ]

2月、聖火リレーのリハーサルで走るグループランナー役の走者。予定通り26日から福島をスタートする
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は4日、今月26日に福島・Jヴィレッジからスタートする東京五輪の聖火リレーを予定通り実施すると発表した。IOC理事会でトーマス・バッハ会長(66)から東京五輪開催に太鼓判を押されたことを受け、新型コロナウイルス感染防止策の基本的な考え方も公表。観客の入場制限や、沿道での応援自粛を含む協力を求めることになる。

 組織委の武藤敏郎事務総長(76)は会見で「地元の自治体と相談しながら、新型コロナウイルス感染症が広がらないための適切な対応をして聖火リレーは実施したい」と、東京五輪の聖火リレーを予定通りに実施する意向を示した。聖火リレーは今月26日に福島・Jヴィレッジでスタートし、121日間をかけて47都道府県を巡る。

 具体的な開催方法については各自治体の実行委員会と協議し、開催日の1週間前までにその詳細を公表するとした。20日の聖火到着式(宮城県)や、その後に被災3県で行われる「復興の火」のイベントでも同様に実施方法を練るという。具体的なウイルス対策として、体調の悪いランナーは参加させない方針。その場合は当該ランナーの前後どちらかのランナーが2倍の距離を走ることになる。

 また、手洗い・せきエチケットの徹底や、イベント会場の入り口に消毒液を配置決定。ランナーやスタッフに対し検温の実施等を行って健康管理の徹底も図る。12日にギリシャのオリンピアで予定されている採火式も、感染リスクを考慮し、派遣する組織委幹部の人数を半分に減らすなどの対応を取るという。

 さらに武藤事務総長は必要に応じてイベント会場への入場を制限したり、沿道からの応援などの自粛も要請する可能性にも言及。ただ、観戦自粛を呼び掛けた1日の東京マラソンでは沿道に約7万2000人が押しかけた。武藤事務総長は「(呼び掛けの)効果はあったと思う。東京ですから…地方都市に行った場合とは(違う)」と楽観視するが、聖火ランナーが有名人の場合は、多くの観衆が押し寄せるのは必至。クリアすべき難題はまだまだ山積している。

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