改修を手がけたのは世界的設計家!国際水準に生まれ変わったコース

[ 2020年1月31日 05:30 ]

静岡カントリー浜岡コース&ホテル・小笠コースの名物ホール、池越えの3番
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 静岡県最南端の御前崎市にある静岡カントリー浜岡コース&ホテルの小笠コースが昨年12月5日に全面改修された。22年の全米オープン選手権が開催される「ザ・カントリークラブ」(米国・マサチューセッツ)、国内では太平洋御殿場コースなどを手がけた世界的設計家のリース・ジョーンズ氏が設計、改修を手がけ、国際水準に生まれ変わった。

 静岡カントリー浜岡コースは、遠州灘を広く見渡せる、なだらかな丘陵地に小笠コース、高松コースの36ホールズがある。今回、全面改修された小笠コースについてリース氏は「すべてのゴルファーがそれぞれの技量に見合った戦略を楽しめる、新しい時代に対応したコースに仕上がった」と太鼓判を押す。

 打ち下ろしパー4の1番のティーイングエリアに立つと、遠くには遠州灘が広がり、緑のフェアウェイとギザギザ模様のバンカーが大きく口をあけて待ち構えている。同コースは「オーバーシーディング工法」を採用しているため、一年中青々した中でプレーが楽しめるのも特長だ。

 名物ホールは池越えのパー3の3番。レギュラーティから155ヤードだが、10番のグリーンと交差した池が目前に広がり、挑戦心をかき立てられる。ティーイングエリアもバックティからシニア、レディースティまで大きくフラットに作られていて、誰もが戦略的に楽しめるのが伝わってくる。

 改修で約700本の木々が伐採されたので、どのティーイングエリアからもフェアウェイが広く感じられるが、巧みに配置されたバンカーが視覚に飛び込んでくるのがとても印象的だ。6月19日から行われる「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」(賞金総額2千万円・優勝賞金360万円)の開催地にも決定。次世代を担う女子プロがどのように攻略するのか、戦略的なプレーにも注目だ。

 ◇静岡カントリー浜岡コース&ホテル 静岡県御前崎市門屋2070-2。高松コース6561ヤード、パー72。小笠コース6621ヤード、パー72。客室は62室。

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2020年1月31日のニュース