車いすバスケ、東京パラで除外の可能性も クラス分け基準守らず…IPCが警告

[ 2020年1月31日 21:50 ]

 国際パラリンピック委員会(IPC)は31日、国際車いすバスケットボール連盟(IWBF)が選手のクラス分けに関するIPCのルールを遵守していないとして、今年8月25日開幕の東京パラリンピックの実施競技から除外する可能性があると警告したことを発表した。1月23~25日にドイツ・ボンで行われたIPC理事会で決定されたもので、IWBFが5月29日までにクラス分けルールの是正を行わなければ、6月中旬のIPC理事会で東京パラリンピックから除外される可能性がある。

 IWBFに関してはすでにクラス分けルールを遵守していないとして2024年パリ大会からの除外が決定済み。ただし、来年8月31日までに是正措置を完了すれば実施競技に復帰できるとされている。

 今回、問題となったのは4・0と4・5のクラス分け。特に4・5クラスは最も障害の度合いが軽いクラスで、どこで線引きするかによってチーム力に大きな影響が出ることになる。東京五輪・パラリンピック組織委員会はIPCの発表を受け「国際競技団体や競技の扱いについては、IPCの判断事項であると認識している。改善に向けたIWBFの早期のアクションを期待します」とコメントを発表した。

続きを表示

2020年1月31日のニュース