BMX中村輪夢「最高!」4億円専用パークでメダル獲得へ

[ 2020年1月22日 15:26 ]

BMXフリースタイルパーク「WingPark1st」のオープン発表会でデモンストレーションを披露する中村輪夢(撮影・北條 貴史)
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 東京五輪で新種目として実施される自転車のBMXフリースタイルパークの中村輪夢(17=ウイングアーク1st)に“メダル施設”が完成した。所属先が中村専用の「ウイングパーク1st」を京都・宇治市内に建設し、22日のオープン発表会に中村も出席。国内では珍しい屋内パークで天候を気にせずにトレーニングを積み、五輪のメダル獲得へ加速する。

 世界基準のサイズだけでなく、9台のカメラも配置して動作分析も可能になるなど、「ウイングパーク1st」には約4億円が投じられた。中村は「ここで慣れたら、海外でも普通に感じられる。最高!」と笑みを浮かべる。自身と父の辰司氏が、世界中のパークで経験したセクションを取り入れたという。

 これまでは国内でも自宅から数時間かけて三重などの施設に通い、よりよい環境を求めて、海外で合宿を行うことも多かったが、この施設は自宅から車で約30ー40分。また、屋外パークでは雨などの悪天候時に練習ができないが、ここは屋内施設のため、天候に左右されずにトレーニングに打ち込める。

 中村は昨季のW杯年間王者で、東京五輪での金メダルが期待されている。「今まで6時間とかの練習が8、9時間できたり、単純に時間が増えるのがうれしい。どの大会でも1番を目指している。五輪でも一番が取れるように頑張りたい」。最高の施設でトリックを磨き、五輪初代王者に君臨する。

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2020年1月22日のニュース