9度目カド番の豪栄道、陥落危機7敗…本来の力出せず「頑張るだけ」

[ 2020年1月22日 05:30 ]

大相撲初場所10日目 ( 2020年1月21日    東京・両国国技館 )

宝富士に送り出しで敗れ7敗となった豪栄道(撮影・村上 大輔)
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 9度目のカド番の豪栄道が陥落危機を迎えた。宝富士の懐に入ったが、いなされてバランスを崩し、すくい投げで後ろ向きにされ7敗目を喫した。「ある程度いなしてくるのは分かっていてそれを残せなかった」。左足首の負傷で昨年九州場所を途中休場し、相撲を取る稽古を再開したのは年明けだった。「力が通じないというだけでもどかしいとかはない」と本来の姿ではない現状を受け止めた。

 15年初場所は終盤の3連勝でカド番を脱出したが、今回は5連勝しか許されない厳しい状況だ。「今までやってきたことを出せるように頑張るだけ」。高安の大関復帰は消滅し、4敗の朝乃山の大関昇進も可能性は小さくなった。豪栄道が踏みとどまれなければ4場所連続で大関の陥落となり、来場所は82年初場所の琴風以来の1大関となる。

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