幕下・納谷 勝ち越しに王手「とりあえず勝ちたいので自分の相撲を変えました」

[ 2020年1月22日 14:35 ]

大相撲初場所11日目 ( 2020年1月22日    両国国技館 )

<大相撲初場所11日目>幕下・塚原(右)を寄り倒した納谷(撮影・村上 大輔)
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 昭和の大横綱・大鵬の孫、幕下の納谷(20=大嶽部屋)が埼玉栄高の同期の塚原を下し、勝ち越しに王手を懸けた。

 2勝3敗の崖っ縁で迎えた一番。相手は高校時代に何度も胸を合わせた同期生。「高校の時は何をやっても勝てたけど、プロになって強くなっている」とこの日は取口を変えて臨んだ。

 立ち合いから突き放していくのではなく、左を差して四つに組んだ。慌てずにじっくり攻めて右でまわしを引くと、前に出ながら投げを打ち寄り倒した。

 「組み止めてしっかり上手を取れればと思っていました。とりあえず勝ちたいというのがあって、自分の相撲を変えましたが、負けるよりは勝ったほうがいいので」と振り返った。

 これで星勘定は3勝3敗となり、あと1番勝てば3場所連続の勝ち越し。十両昇進の足場固めもできる。「最後は自分が思った相撲を取れればと思います。しっかり気持ちを入れ直してやりたい」と前を向いた。

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2020年1月22日のニュース