大鵬の孫 幕下・納谷が弟とともに白星発進「弟はまじめ。見習いたい」

[ 2020年1月12日 15:04 ]

大相撲初場所初日 ( 2020年1月12日    両国国技館 )

 昭和の大横綱・大鵬の孫の幕下・納谷(19=大嶽部屋)が千代の国を下して白星スタートを切った。

 立ち合いから相手の動きをよく見て突き放していき、一度は土俵際まで追い詰める。しかし、うまく回りこまれて体を入れ替えられるが、休まず前に出て押し切った。

 「(相手からの)顔の張りと引きを(警戒して)…。何かをしてくるかなと思っていたので、しっかり対処できました。動きは(相手の引きに)落ちなかったので、もう少し(体が)動くかなと思いますが、全然良かったと思います」と表情を緩めた。

 今場所は弟の夢道鵬が序ノ口デビューし、初日白星を飾った。「きょうは(弟の相撲を)ちょっと見ていました。弟は部屋で一番しこを踏んでいる。まじめ。ちょっと手を抜いてもいいなと思うところでもしっかりやっている。そういうところは見習いたい。まじめさでは負けないようにしたい」と刺激を受けている。

 東幕下5枚目で迎える今場所は、成績次第で十両昇進の可能性も広がる。「(先に関取になった同期の豊昇龍は)悔しいというのもあるけど、カッコいい。白まわしをつけているところとか…。(今場所)1番負けるまでは、連勝を続けたい」と目標を語っていた。

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2020年1月12日のニュース