ボリビア出身・ガルシアが角界入り レスリング国体5位の大器 将来の夢は「大統領」

[ 2020年1月7日 05:30 ]

新弟子検査を受検したウクライナ出身のダニエル・ベレス・ガルシア
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 大相撲初場所の新弟子検査が6日、東京・両国国技館で行われ、静岡・飛龍高で昨年の全国高校総体個人を制した大桑元揮(18=伊勢ケ浜部屋)ら受検した10人全員が身長1メートル67以上、体重67キロ以上の体格基準を満たした。

 ダニエル・ベレス・ガルシア(18=朝日山部屋)はボリビア出身ながら、6歳で日本に移住したため日本人扱いでの受検。愛知・稲沢東高では昨年の国体レスリング少年男子グレコローマン125キロ級で5位の実績があり、1メートル82、111キロの体格でパスした。レスリングの大会に足を運んだ朝日山親方(元関脇・琴錦)からスカウトされると「親孝行がしたいから」と迷いなく角界入りを決意した。

 目標とするのは師匠の現役時代の「凄い戦い」で「できれば早く関取になりたい」と抱負を語った。その先に見据えるのが「ボリビアの大統領」になること。「ボリビアは貧しい国で、いい大統領がいない」。角界で名を上げることは壮大な夢を実現するための序章となる。

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2020年1月7日のニュース