白鵬、横審稽古総見で“ワンマンショー” 北の富士氏「無視したな、理事長を」

[ 2020年1月7日 05:30 ]

<大相撲・横審稽古総見>(前列左から)八角理事長、宮田委員、高村委員。勝野委員、都倉委員ら横審委員が見つめる中、大栄翔(中央左)にかち上げを見舞う白鵬(撮影・郡司 修)
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 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)による稽古総見が6日、東京都墨田区の両国国技館で行われ、横綱・白鵬(34)が“ワンマンショー”を展開した。最強横綱は「(先場所)唯一、負けた(相手)。いろいろ試したかった」と新小結・大栄翔を指名。かねて横審が批判しているエルボー気味のかち上げや、強烈な張り手をさく裂させ、相手得意の突き押しを封じる厳しい立ち合いで12戦全勝とした。「不思議と体が動いていた。冬巡業も体を動かしてきましたから」とご満悦だった。

 同じ相手と続けて相撲を取る三番稽古で、八角理事長(元横綱・北勝海)は関脇に転落した高安にも相撲を取るよう促した。大栄翔が負けたタイミングで何度か土俵に足を踏み入れようとしたが、それを受け付けなかった白鵬は「年だから。今年35歳だよ。関取では一番兄弟子。いじめないで」とおどけて説明。そんな姿に、相撲解説者の北の富士勝昭氏は「無視したな、理事長を。マイペースだな、相変わらず。ワンマンショーを見せつけられた」と苦笑いした。

 初場所(12日初日、両国国技館)へ順調な仕上がりを見せた白鵬。前夜は東京ドームに足を運びプロレス観戦して「場所も近いので刺激をもらいました」とリフレッシュ。8日には出稽古も予定しており、さらにペースを上げていく。我が道を突き進む横綱は「出るからには千秋楽までうまく取り切れればというのはある。頑張ります」と2場所連続優勝へ意欲満々だった。 

 《今後も「見ていく」》稽古を見守った横審の矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)はエルボーのような肘打ちを繰り出した白鵬の相撲に言及。前回の定例会合で批判しただけに「それ(かち上げ)らしいのが一番だけあった。(今後も)ちゃんと見ていきたい」と話した。一方、反則ではないため協会に注意する考えはない。八角理事長(元横綱・北勝海)は大栄翔ら若手について「もっと、もっと行かないと。みんなおとなしい」と奮起を促した。

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