照ノ富士 力強さ増した7番全勝 10場所ぶりの関取、充実出稽古

[ 2020年1月5日 05:30 ]

時津風部屋での出稽古で東龍(右)を攻める照ノ富士(撮影・村上 大輔)
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 大相撲初場所(12日初日、両国国技館)で10場所ぶりに関取として土俵に上がる元大関で十両の照ノ富士(28=伊勢ケ浜部屋)が4日、東京都墨田区の時津風部屋に出稽古し、正代、豊山、同じく出稽古に来た東龍の平幕3人と7番取り、全勝だった。

 負傷している両膝には分厚いサポーターが欠かせないが「体で当たって、頭を上げないように意識してやっている」というように、胸を合わせての寄りだけでなく頭をつけて出る取り口も見せた。ぜんそくの症状が出て「2番ぐらいでハアハアしちゃう」と番数はこなせなかったものの、4場所連続全休から復帰した昨年春場所からは一場所ごとに力強さが増してきている。

 伊勢ケ浜部屋の稽古は3日まで休みだったが、その間も黙々と四股を踏み、夜は筋力トレーニングで鍛えたという。この日はほとんどが四つ相撲の相手だったため「明日(5日)は押し相撲とやりたい」と相手を求めて精力的に出稽古を重ねていく。

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2020年1月5日のニュース