御所実 守る!3試合連続失トライ0 悲願の初Vへ津村「組織力と対応力」

[ 2020年1月5日 06:00 ]

第99回全国高校ラグビー準決勝   常翔学園―御所実 ( 2020年1月5日    東大阪市・花園ラグビー場 )

タッチフットで調整する津村(左)ら御所実フィフティーン(撮影・後藤 大輝)
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 準優勝3度。悲願の初Vを目指す御所実は滞在先の大阪から御所市の同校に戻り、午前11時半から約2時間、軽めの調整をした。

 「昨日(準々決勝)の反省と生徒が動けるかどうかのチェックです。意外に動けてますねえ」。笑顔でピッチを走る選手に竹田寛行監督(59)は納得の表情。最後の円陣では隣の選手と花園での成長点を語り合うよう唐突に指示した。

 5人のチームリーダーの一人、高校日本代表候補のプロップ津村は「組織力と対応力」と胸を張った。今大会の失点はPGによる3点のみ。自慢の組織力で全3試合ノートライに抑えた鉄壁の守備は最大の武器だが、津村はさらにその先にある困難に目を向ける。

 「ここからは先制トライを許すこともあると思います。その時の対応力にも自信があります」。津村ら寮生活の選手は親代わりの竹田監督と準Vの映像を何度も見てきた。7年前の常翔学園戦も。涙の歴史から学んだ対応力で勝ちをもぎ取る。

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2020年1月5日のニュース