村上茉愛が始動、東京五輪金メダルへ「攻」めて最強女王に挑む

[ 2020年1月5日 09:53 ]

<日体大体操部練習初め>今年の漢字一字を「攻」とした村上(撮影・会津 智海)
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 体操女子のエース、村上茉愛(日体ク)が5日、神奈川県内の日体大体操競技場で20年の練習をスタートし、取材に応じた。

 東京五輪イヤーのテーマを色紙に「攻」と書き込んだ。19年の年明けにも同じ文字を選んでいた。「(19年は)ほんとに攻める場がなかった。攻めきれずに終わったから」と意図を説明した。

 昨年は苦しいシーズンだった。腰痛で5月のNHK杯を棄権したため、世界選手権の代表に入れず。「とにかくつまらなかった」と言う1年を経て、今は体操を楽しむ心を取り戻し、例年よりも早い仕上がりで新年を迎えた。

 東京五輪での目標は明確だ。団体総合、個人総合、種目別の床運動、平均台での表彰台。特に個人総合と床運動では「金メダルを狙いたい」と力を込める。16年リオデジャネイロ五輪で4冠、昨年の世界選手権で5冠のシモーン・バイルス(米国)が君臨する女子体操界。「(バイルスは)異次元だけど、自分にチャンスがないわけじゃない。正々堂々と戦える選手になりたい。一歩でも近づきたいと気持ちを高ぶらせるために言葉に出している」。競技人生の集大成となる夢舞台。最強女王に、日本のエースが挑む。

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2020年1月5日のニュース