王者ペイトリオッツ散る プレーオフ1回戦でタイタンズに苦杯 ホームでまさかの敗戦

[ 2020年1月5日 13:29 ]

初戦敗退となったペイトリオッツのQBブレイディー(AP)
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 NFLのプレーオフ1回戦で大番狂わせが起こった。マサチューセッツ州フォックスボロで行われたAFC1回戦で、スーパーボウル連覇を狙っていた第3シードのペイトリオッツ(東地区1位)が13―20(前半13―14)で第6シードのタイタンズ(南地区2位)に苦杯。今季は12勝4敗ながら最終週でドルフィンズに24―27で敗れて第2シードから第3シードに“格下げ”となり、10シーズンぶりに1回戦からの登場となっていたが、いきなり足元をすくわれて姿を消した。スーパーボウルを過去6回制しているペイトリオッツの初戦敗退は2010年シーズン(AFC準決勝)でジェッツに21―28で敗れて以来、9シーズンぶり。一方、タイタンズは今季9勝7敗からの“8強”進出で、2017年シーズンのAFC準決勝ではペイトリオッツに14―35で敗れていたが、その宿敵にリベンジを果たした。

 今季1540ヤードを走破してリーディング・ラッシャーとなったタイタンズのRBデリック・ヘンリー(25)は34回のキャリーで182ヤードと1TDを獲得。191センチ、112キロの大型RBが、ペイトリオッツの野望を砕いた。

 ペイトリオッツのQBトム・ブレイディー(42)は37回中27回のパスを通して209ヤードをマークしたがTDはなし。第4Qの残り15秒から自陣1ヤード地点で最後の攻撃を開始したが、いきなりタイタンズのコーナーバック、ローガン・ライアン(28)にインターセプトを許してとどめのTDを決められた。

 なおAFCは1回戦を終了。この結果、準決勝(11、12日)の組み合わせはレイブンズ(第1シード)対タイタンズ(第6シード)、チーフス(第2シード)対テキサンズ(第4シード)となった。

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