49ersが劇的勝利でNFC全体首位に浮上 レイブンズはプレーオフ進出 チーフスは地区V

[ 2019年12月9日 13:24 ]

チームをけん引した49ersのQBガロッポロ(AP)
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 NFLは8日に各地で第14週の14試合を行い、NFC西地区1位の49ersは敵地ニューオーリンズ(ルイジアナ州)で同南地区の優勝をすでに決めているセインツを48―46(前半28―27)という点の取り合いの末に退けて11勝目(2敗)を挙げた。

 QBジミー・ガロッポロ(28)は349ヤードと4TDをパスで獲得。45―46で迎えた第4Qの残り39秒には自陣33ヤード地点で「第4ダウン+残り2ヤード」という崖っ縁の状況に追い込まれたが、ここでタイトエンドのジョージ・キトル(26)に39ヤードのパスを通し、相手の反則も加わって距離30ヤードのFGのチャンスを得た。これをロビー・ゴールド(37)が成功させて試合は終了。劇的な勝利をものにすると同時に、そのあとロサンゼルスで行われた試合でシーホークスがラムズに敗れて10勝3敗となったために、3試合を残した段階でNFC全体の単独首位に立った。

 49ersが敵地ニューオーリンズで勝ったのは5季ぶりで、シーズン11勝は6季ぶり。49ersは昨季4勝12敗で、5勝未満のチームが翌シーズンに11勝以上を挙げたのは1978年以降では12チーム目となった。

 セインツはQBドリュー・ブリーズ(40)が349ヤードと5TDをマークしたが10勝3敗。プレーオフでの第1シード獲得は49ersの今後の成績次第となった。

 AFCでは北地区首位のレイブンズが3TDをパスで稼いだQBラマー・ジャクソン(22)の活躍でビルスを24―17(前半10―6)で退けて9連勝で11勝2敗。3試合を残して4季ぶりとなるプレーオフ進出を決めた。

 ジャクソンはビルズ戦で11回のキャリーで40ヤードをランで獲得し、今季は1017ヤードを走破。QBによるシーズン最多ラン獲得記録は2006年にマイケル・ビック(当時ファルコンズ)がマークした1039ヤードで、あと22ヤードと迫ったジャクソンの記録更新は確実となった。

 AFC東地区首位のペイトリオッツは西地区首位のチーフスに16―23(前半7―20)で敗れて10勝3敗。勝ったチーフスは4季連続の地区Vを決めた。

 <第14週のダイジェスト>

 ▼スピード記録 ファルコンズのQBマット・ライアン(34)がパンサーズ戦で313ヤードを獲得。NFL12季目でパス獲得が5万ヤードを突破(5万279ヤード)した。186試合での大台到達はセインツのドリュー・ブリーズ(40)の183試合に次ぐ史上2番目のスピード記録。

 ▼史上6人目 レッドスキンズのRBエイドリアン・ピーターソン(34)がパッカーズ戦で76ヤードを走破。バイキングス時代を含め通算ラン獲得は1万4036ヤードとなり、史上6人目の「1万4000ヤード・ラッシャー」となった。

 ▼完敗続き ジャガーズはチャージャーズに35点差で敗戦。5試合連続で17点差以上で敗れた。これは1986年のバッカニアーズ以来、23季ぶりの不名誉な記録。ジャガーズは昨季を含めて25戦で19敗目を喫しており、そのうち2ケタ点差以上の敗戦は11回を数えている。

 <第14週の結果>

 ▼5日

*ベアーズ(7勝6敗)31―24カウボーイズ(6勝7敗)

 ▼8日

*ファルコンズ(4勝9敗)40―20パンサーズ(5勝8敗)
レイブンズ(11勝2敗)24―17*ビルズ(9勝4敗)
*ブラウンズ(6勝7敗)27―19ベンガルズ(1勝12敗)
*パッカーズ(10勝3敗)20―15レッドスキンズ(3勝10敗)
*バイキングス(9勝4敗)20―7ライオンズ(3勝1分け9敗)
49ers(11勝2敗)48―46*セインツ(10勝3敗)
*ジェッツ(5勝8敗)22―21ドルフィンズ(3勝10敗)
*バッカニアーズ(6勝7敗)38―36コルツ(6勝7敗)
ブロンコス(5勝8敗)38―24*テキサンズ(8勝5敗)
チャージャーズ(5勝8敗)45―10*ジャガーズ(4勝9敗)
タイタンズ(8勝5敗)42―21*レイダース(6勝7敗)
チーフス(9勝4敗)23―16*ペイトリオッツ(10勝3敗)
スティーラーズ(8勝5敗)23―17*カージナルス(3勝1分け9敗)
*ラムズ(8勝5敗)28―12シーホークス(10勝3敗)

 *はホームチーム

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