佳純、美宇との直接対決制しV 歓喜の涙 五輪選考ポイントで逆転

[ 2019年12月9日 08:44 ]

石川佳純
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 卓球のITTFチャレンジ・ノースアメリカンオープンの女子シングルス決勝が8日(日本時間9日)、カナダのマーカムで行われ、石川佳純(26=全農)と平野美宇(19=日本生命)が激突。石川が4-2で勝利して優勝、五輪選考ポイントでもリードを奪った。

 石川は第1ゲームを11―9、第2ゲームを11-8で連取。しかし、第3ゲームで9連続ポイントを許すなど1―11で失った。第4ゲームは一進一退の展開だったが、執念でデュースに持ち込み14―12で奪い返した。第5ゲームは6-11で落としたが、第6ゲームに12―10で競り勝った。勝利の瞬間、両手の拳を2度振り下ろすと、歓喜の涙を流した。

 東京五輪シングルス代表2枠のうち1枠は伊藤美誠(19=スターツ)が確実。平野と石川が2枠目を争っている。この日の試合前時点では、五輪選考に関わるポイントで平野がわずか65ポイントリードしていた。今回の優勝で石川が逆転、平野を135ポイントリードした。2人はトップ選手が集うワールドツアー・グランドファイナル(12日開幕、中国)で雌雄を決することになる。

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