射撃クレートラップ 女子・中山&男子・大山が五輪切符

[ 2019年11月7日 05:30 ]

射撃 アジア選手権 ( 2019年11月6日    ドーハ )

クレー射撃女子の東京五輪代表に決まった中山
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 東京五輪の代表権を争うクレー種目のトラップで6日、女子は中山由起枝(日立建機)が決勝で3位に入って出場枠を獲得し、5度目の五輪代表を決めた。男子は、今大会に出場した大山重隆(大山商事)が代表になった。女子の大前有希(都商事)は予選14位だった。日本クレー射撃協会の代表選考基準では、W杯などで東京五輪出場枠を獲得した選手がいない場合は開催国枠での出場で、アジア選手権の成績上位者が代表権を得ることになっている。

 ◇中山 由起枝(なかやま・ゆきえ=クレー射撃女子トラップ)五輪出場は過去4度。00年シドニー大会で初出場。結婚、出産を経て現役に復帰、08年北京大会で4位。12年ロンドン、16年リオデジャネイロ両大会にも出場。埼玉栄高出、日立建機。1メートル61、55キロ。40歳。栃木県出身。

 ▼中山由起枝 カタールに入って調子があまり上がらず、予選で出遅れたが、絶対にファイナルに出て出場枠を獲得したいという気持ちがあった。最後まで諦めなかったことが結果につながった。支えてくださった方々のおかげです。

 ◇大山 重隆(おおやま・しげたか=クレー射撃男子トラップ)12年アジア選手権で銀メダル。14年仁川アジア大会出場。W杯最高成績は11位。世界選手権5度出場。宮城・東北高―東北福祉大出、大山商事。1メートル65、64キロ。38歳。埼玉県出身。

 ▼大山重隆 五輪代表はうれしいというよりも、ふさわしい振る舞いをしなければという責任を感じている。せっかく巡ってきたチャンス。五輪までに多くのことを吸収して臨みたい。

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