石川怜奈 この日のベストスコア65をマーク、アン・シネとともに首位 最終プロテスト

[ 2019年11月6日 18:13 ]

1番の第1打を放つ石川怜奈
Photo By スポニチ

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の最終プロテストは5日、岡山県笠岡市のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(6398ヤード、パー72)で第2ラウンドを行った。

 首位に5打差の42位からスタートした石川怜奈(19=チェリーヒルズGC)が9バーディー、2ボギーのこの日のベストスコア65をマークし、通算6アンダーの首位に立った。68で回った韓国の“セクシークイーン”アン・シネ(28=NOWON)が石川とともに首位を並走。注目の“ミレニアム世代”ではこの日69をマークした安田祐香(18=大手前大1年)が通算5アンダーの3位で同世代のトップを走っている。

 最終プロテストは4日間、72ホールで争われ、20位タイまでの選手が合格となる。

 渋野日向子の岡山・作陽高の1年後輩、石川が本人もビックリの猛チャージを見せた。

 「あまりにバーディーが来るので緊張しました。自分じゃないみたいで怖かったです」

 折り返しの10番でグリーン奥のカラーから8メートルのバーディーパットを沈めるなど、3連続を含む大量9バーディー。自己ベストを3打も更新する65の快スコアで42位の合格圏外から一気に首位に躍り出た。

 身長は渋野より3センチ高い1メートル68、体重は未公表の大型選手。渋野が「キャラがヤバすぎます。新しい逸材になると思います」と断言する笑顔が何とも愛くるしい19歳だ。プロテスト初挑戦だった昨年は1次で失敗し、深く落ち込んだというが、悲しい自分史を振り返る時もニッコリ。渋野先輩同様、笑顔が基調になっている。

 今年9月に日本女子プロ選手権が開催されたチェリーヒルズGCに勤務。その日本女子プロ選手権では葭葉ルミのキャディーを務めながら、大観衆を引き連れる先輩の姿に触れ「遠い存在になっちゃったな」と思う一方で「負けたくないですよ」とも。気持ちの強さも持っている。自宅はJFE瀬戸内海GCから車で約15分の広島県福山市。地の利も生かしながら渋野と同じ2度目の挑戦でのプロテスト合格を目指す。

続きを表示

2019年11月6日のニュース