水没の10番、前代未聞の140ヤードのパー4に 米ツアー史上最短か ZOZOチャンピオンシップ

[ 2019年10月26日 10:10 ]

男子ゴルフ ZOZOチャンピオンシップ第3日 ( 2019年10月26日    千葉県印西市 アコーディア習志野CC(7041ヤード、パー70) )

<ZOZOチャンピオンシップ3日目>25日の大雨でフェアウエーが冠水した10番(撮影・沢田 明徳)
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 コースを襲った豪雨の影響で前代未聞の措置が執られることになった。この日は大会関係者が午前5時30分頃の日の出と同時に復旧作業を開始。しかし、10番の左サイドの池の水がフェアウェーにまであふれるなど被害が広がっていたため午前9時30分のスタートが30分遅れた。

 10番は本来なら376ヤードのパー4だが、スタート時間近くになっても水が引かなかったため、特別措置でティーグラウンドを大幅に前に設置。本来は376ヤードのパー4を140ヤードに大幅に短縮しパー4で実施することを決めた。この距離なら普通はパー3だが、そうしなかった理由について、PGAツアーの担当者はスコア集計などのシステム上の問題と説明した。そして、PGAツアー史上最短のパー4かとの質問には「おそらくそうだ」と話した。日本ゴルフツアー機構の担当者も「日本ツアーでもこんなに短いパー4はありません」と説明した。

 タイガー・ウッズは初日にこの10番で第1打を池に入れボギーを叩いているが、第2ラウンドは“池越え”の1オンを狙える実質パー3となるため、第1ラウンドの“借り”をどんな形で返すのか注目される。また、3日目は水がしみ出すポイントでボールをピックアップした上でボールを拭くことができるプリファードライが適用されることから、さらになる“タイガーチャージ”が期待できそうだ。

 この日はギャラリーの安全を考慮し、米ツアーでは2016年ファーマーズインシュランス最終日以来の無観客試合で実施された。

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