イ・ボミ 2年ぶりVへ1差 16番会心パター、ヘッド位置修正効果出た

[ 2019年10月25日 05:30 ]

女子ゴルフツアーNOBUTA GROUP マスターズGCレディース第1日 ( 2019年10月24日    兵庫県 マスターズGC=6510ヤード、パー72 )

18番でティーショットを放つイ・ボミ(撮影・井垣 忠夫)
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 ちゃめっ気たっぷりに笑顔を爆発させるのも、好調の証だ。「最後がボギー。3パットした~。でも楽しめました」。首位に1差の3位発進にイ・ボミの表情も自然と和んだ。

 前週の富士通レディースでは、パットが不振で予選落ちした。「何していいのか迷っていた」。23日もプロアマの表彰式後に練習場に向かい、原因を探った。スライスラインを右に外すことが多く「タッチが弱かったり強かったりしていたから、ヘッドの向きがおかしいと思って直した」。開き気味だったヘッドの位置を直し、早速効果が表れた。16番で約15メートルのバーディーパットをねじ込むと、後半の4番では20メートルを沈めた。「今日はパターのおかげ」と納得の笑みだ。

 15、16年の賞金女王も17年のCATレディース以来、優勝には縁がない。今季も前半戦は上位争いができなかったが、夏場を境に成績も上昇。スタンレー・レディースで来季のシード権をほぼ手中に収めたこともあり、最近では優勝を意識した発言も聞かれるようになった。「重圧はどんどん大きくなると思うけど、良いことを考え、自信を持って頑張りたい」と2年ぶりのVを見据える。

 不振にあえいでいた昨季。おいっ子にプレゼントを贈るなど「小さな幸せ」を大事にし、それを継続してきた。その思いが報われるときがやってきた。

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