高弾道でピンをデッドに狙える粘り系シャフトに軽量モデルが登場

[ 2019年10月25日 05:30 ]

粘り系軽量シャフト「ダイナミックゴールド85」
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 80グラム台のシャフトにおいて最大のボール初速、打ち出し角、飛距離を実現するというトゥルーテンパースポーツインクジャパンの新作シャフト「ダイナミックゴールド85」(オープン価格)が大きな話題となっている。

 同社でマーケティングを担当する平松久治氏は「年を取り、重いと振れないという人が増え、軽量シャフトが主流の時代になってきました。ダイナミックゴールドは重いというイメージがあると思いますが、軽いものが出たと知ってほしい」と呼びかける。単に軽量化しただけでなく、新合金と製造プロセスに加えて、バット径を細く設定することで、インパクトの感覚を向上させてやわらかいフィーリングにチューニング。他社モデルより約18%もやわらかいティップは高弾道でスムーズなインパクトも実現した。

 平松氏は「一般的な軽量シャフトの多くは弾き系で、ボールとの接触時間が短く、捕まりがよい。打ち出しは高いもののスピンが少なく、ピンをデッドに狙いにくい」と説明する。しかし、同社の新作には全く違う強みがあるという。「ダイナミックゴールドの強みである粘り感をしっかりと継承。インパクト時の接触時間が長く、コントロール性能が高い。ほどよいスピンがかかり、打ち出し角は低いものの弾道の頂点が高く、落ちた時にしっかりと止まるので、ピンをデッドに狙っていける」と力を込めた。

 女子プロの間では発売前から話題となり、シーズン中にも関わらず、差し替えるプロもいるという。平松氏は「ショート、ミドルアイアンはピンを狙うもの。ほどよいスピンがかかり、スコアメークにつなげることができるので、90グラム以下のシャフトを使い、コントロール性を追求したい人に使ってほしい。また、以前はダイナミックゴールドを使っていたが、他社の軽量シャフトに変えた人、スチールは難しいとカーボンを使用している人にもぜひ試してもらいたい」と期待を込めた。スポーツの秋到来。快適な気候でゴルフを楽しむための武器が登場した。

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2019年10月25日のニュース