ジョセフHCに続投要請 協会やっと本腰、4年契約提示へ 推定年俸9000万円用意

[ 2019年10月25日 05:30 ]

ラグビー日本代表のジョセフHC
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 日本ラグビー協会は24日、東京都内で男子15人制日本代表の次期ヘッドコーチ選考委員会を開き、W杯で史上初の8強入りへと導いたジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、49)に続投要請することを決めた。新たな契約期間は20年1月1日から23年12月31日までの4年間。今後速やかに同氏と正式な交渉に入ることになった。

 日本協会の森重隆会長(67)は、「今回の戦績に鑑み、同氏にヘッドコーチの要請をすることを選考委員会として決めました」と明言。指揮官の意向を踏まえた上で、トニー・ブラウン・アタックコーチ(44)、長谷川慎スクラムコーチ(47)らコーチングスタッフにも続投を要請する。交渉役はジョセフHCの盟友でもある藤井雄一郎前強化委員長(50)が務める。

 日本協会とジョセフ氏はW杯開幕前に契約延長で基本合意していたものの、日本協会が正式要請に踏み切れなかったことで、ジョセフ氏が態度を硬化。手腕は海外からも高く評価されており、母国のニュージーランドからもオファーが届いている。森会長は「出さなきゃいけないでしょうね」とマネーゲームにも応じる構えを見せており関係者によると「世界トップクラス」とされる推定年俸9000万円前後の条件提示を行う用意もある。

 一方で交渉役を務める藤井氏は「(時期が)延びてしまったからね。難しいと言えば難しい。やってみないと分からない」と難航を予想。ようやく日本協会が示した誠意はジョセフ氏に届くか。予断の許さない状況が続く。

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