タイガーの死角はティーショット? 米ツアー最多勝利記録82に並ぶにはフェアウェーキープが条件

[ 2019年10月25日 09:40 ]

<ZOZOチャンピオンシップ2日目中止>悪天候のため第2ラウンドは26日に順延(撮影・沢田 明徳)
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 日本で初開催の米男子ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(千葉・アコーディア習志野CC)は25日、大雨により中止となった。第2ラウンドはあす26日午前6時30分からスタート。プレーを終えた選手は組み合わせを変えず、そのまま第3ラウンドに臨む。

 初日に64をマークして単独首位に立ったタイガー・ウッズは、午前8時10分に第2ラウンドをスタートする。

 第1ラウンドは出だしの10番から3連続ボギーを叩くが、14番から9バーディーを奪って一気にリーダーボードを駆け上がった。

 「スタートした後はショットの調子がいと感じた。あとはパッティングがとても良くて、しっかりと転がすことができていた。本当に多くの日本のファンが応援に来てくれているし、彼らの前でプレーするのはとても楽しい。日本は久々だし、この応援は待ち遠しかった」とファンの声援に感謝した。

 初日のウッズはスタートの10番から5ホール連続で第1打でフェアウェーを外し、それが出だしでつまずく原因になった。5つのパー3を除く13ホールでフェアウェーをキープしたのは半分以下の6ホール。フェアウェーキープ率は46・15%で出場78選手中、42番目だった。

 ただ、それでもスコアがまとまったのは「もともと想定していたよりもラフが短くなっていると感じた」と話すようにショットを曲げても大きなダメージにつながらなかったからだ。アイアンの精度を示すパーオン率は83・33%で78人中ランク1位、平均パット数も1・533でトップになるなどアイアンとパターでバーディーを稼いだ。

 ただ、雨の影響で3日目以降はその状況が変わりそうだ。

 「今週はもう天気の問題もあるので刈ることはできないと思うのでフェアウェーをとらえるのがとても大事になってくる。この芝はとんでもないフライヤーを打つ可能性がある。(初日の)最終ホールで打った8番アイアンも200ヤー飛んでしまった。自分には珍しいミスだった」

 4月のマスターズで米ツアー通算81勝目を挙げ、サム・スニードの持つ記録(82勝)に王手を懸けているウッズの優勝の行方は、ティーショットの精度が左右しそうだ。

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2019年10月25日のニュース