高温多湿で滑るボール対策…リーチ主将の「せっけん」速攻却下の「滑らない話」

[ 2019年10月4日 05:30 ]

ラグビーW杯2019 1次リーグA組   日本―サモア ( 2019年10月5日    豊田ス )

会見するリーチ(撮影・吉田 剛)
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 選手主導を掲げるジャパンでも、意見が通らない時がある。ボールが手に付かない場面が大会で頻発することを受け、滑るボール対策に乗り出そうとしたが、止められた。先発復帰するフランカーのリーチ主将が照れ笑いしながら明かした。

 「先週、ボールにせっけんを付けて練習をしようと、リーダー陣で提案したけど、ジェイミー(ジョセフ・ヘッドコーチ)に速攻で却下されて…」

 日本特有の高温多湿の気候を原因とするならば、君たちは心配ないというのが指揮官の言い分。「2月から練習している。自分のスキルを信じてやるべきだと言われた」。主将は引き下がったが、個別で準備をしてきた。

 控えのSO松田は「濡らしたボールをSHに放ってもらっている」とキャッチ練習をしたことを明かした。とはいえ、ベビーオイルを使ったウェールズと比べれば、ささいな取り組みだ。特別な対策は必要ない。地の利があるジャパンは滑り知らずで勝ち進む。

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