台風影響で“電車道”大混乱、15人が取組に間に合わず…

[ 2019年9月10日 05:30 ]

大相撲秋場所2日目 ( 2019年9月9日    両国国技館 )

<秋場所2日目>台風の影響を受けるも満員御礼の出た国技館(撮影・久冨木 修) 
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 台風15号の影響による交通機関の乱れで、場所入りが遅れた力士が相次ぎ、13番の取組が予定より大幅に遅れて実施された。日本相撲協会は前日の段階で取組開始を30分遅らせて午前9時10分としたが、それでも序ノ口4人、序二段10人、三段目1人の計15人(双方が遅れた取組が2番)が間に合わなかった。

 最初の取組だった序ノ口・琴大村(佐渡ケ嶽部屋)は電車の運転再開を待ち、千葉県松戸市の部屋から約2時間かけて午前10時半ごろに場所入り。刃力(錣山部屋)との取組は予定の59番も後ろの2時間15分後、三段目の取組の間になった。

 同部屋力士らと満員電車に乗ったという琴大村は「肩身が狭かった」と苦笑いしたが、相撲は押し出しで勝った。一方の刃力は午前7時からまわしをつけたまま待機。「思った以上に長かった。ちょっときつかったけど仕方がない」と受け止めた。

 遅れた15人の成績は11勝4敗。巌流島の決闘を制した宮本武蔵のような結果となった。

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2019年9月10日のニュース