幕内最小兵 人気の炎鵬3連勝 相手の指が目に入り「飛んじゃいました」

[ 2019年9月10日 17:24 ]

大相撲秋場所3日目 ( 2019年9月10日    両国国技館 )

<秋場所3日目>琴勇輝(左)に押し込まれるも、左腕を引っ張り残し寄り切りで破る炎鵬(撮影・久冨木 修) 
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 幕内最小兵の炎鵬がこの日も館内を沸かせた。

 琴勇輝戦は立ち合いで当たってからの攻防で、相手の指が目に入りその衝撃で一瞬意識が飛んだという。「そこから気が付いたら残っていました」と土俵際で闘争本能がよみがえり反撃。琴勇輝の右腕をたぐりながら体を入れ替え、懐に潜り込むと右で前回しを引きながら前に出て押し切った。

 目まぐるしく“攻守”が変わる白熱した取組に、何度も満員の観客の歓声がわき上がった。

 「目に(相手の指が)入ってから、全然覚えてないですね。飛んじゃいました。それで、ああ残ったと思って。そこからですね。見えてなかったので何となく感覚で取りました」と研ぎすまされた勝負勘でピンチを切り抜け、初日から3連勝を飾った。

 近視のため取組の際もコンタクトレンズををつけているが「今も見づらいです」と話した。それでも、土俵上ではその影響を感じさせない動きを見せた。「勝負どころをしっかりつかめている。自分の中でつかめている感じはします。そこが勝ちにつながっていると思います」と振り返っていた。

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2019年9月10日のニュース