PR具智元　成長を続ける不動の3番

最強ジャパン　桜戦士31人（9）ー2

各地で成長を続けてきた具智元
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　「ヒットスピードが速く体が強い。相当です。敵だと大変。ガッキー（稲垣）とどうやって止めるか考えます」。代表では右隣の頼れるスクラムの要。だが敵に回すと厄介極まりない。フッカー堀江の言葉に、具智元（グ・ジウォン）の魅力は凝縮されている。

　15年夏、翌年からスーパーラグビーに参入が決まっていたサンウルブズの選手集めが遅々として進まず、拓大3年の身ながらオリジナルスコッドの一人に選ばれた。「学生が犠牲になっている。俺らもやろう」と具らのスコッド入りをきっかけにサンウルブズでのプレーを決断したのが堀江。当時から定評があったスクラムの強さに加え、世界最高峰リーグでスペシャリストは万能3番へ進化した。

　アジア最強プロップと呼ばれた元韓国代表の父・東春（トンチュン）さんに大切に育てられ、小6でニュージーランド、中2で日本へラグビー留学。強みは「真面目なところ」と真顔で言う性格が、行く先々で成長し、周りから愛される不動の3番を育んだ。

　◆具　智元（グ・ジウォン）1994年7月20日生まれ、韓国ソウル出身の25歳。小学6年からラグビーを始め、中学3年から大分へ。日本文理大付、拓殖大を経て17年ホンダ入り。代表7キャップ。1メートル83、122キロ。