【ラグビーW杯注目選手】南ア M・マークス、時代の最先端走るフッカー

[ 2019年9月10日 10:00 ]

ラグビーW杯 日本に襲来!世界の屈強Monster

世界最高のフッカーと評される南アフリカ代表のマークス
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 4年に1度のラグビー世界一決定戦、W杯はスター選手たちが最高のパフォーマンスを披露する場でもある。20日に開幕するW杯日本大会で必見の注目選手を、優勝候補5チームからそれぞれピックアップ。

 B組南アフリカのマルコム・マークス(25)は「世界最高のフッカー」と評される。スクラムはもちろん強く、ラインアウトでは正確なスローイングから形成したモールで自らトライを奪う。高校でフランカーからコンバートされただけに密集で相手ボールを奪うジャッカルが巧みで、バックス並みの走力で突破もする、時代の最先端を行く「背番号2」だ。

 5歳の時に両親が離婚。苦しい生活の中、女手一つで自身を育ててくれた母ベルナディンさんへの感謝を込めてプレーしている。16年に代表に初選出されると名フッカー、ストラウスの後継者の地位を確立。スーパーラグビーのライオンズでは16~18年に3年連続準優勝の原動力となり、17年には南ア最優秀選手に選ばれた。W杯後はNTTコミュニケーションズに加入する。

 ◆マルコム・マークス 1994年7月13日生まれ、南アフリカ・ジャーミストン出身の25歳。高校時代はサッカーや水球もプレーした。ライオンズで14年にスーパーラグビーデビューし、18年はチーム最多12トライをマーク。代表通算27試合20得点。1メートル88、114キロ。

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