渋野に“ウッズシフト”検討 五輪組織委がスター安全対策

[ 2019年8月16日 05:30 ]

NEC軽井沢72プロアマ戦に出発する渋野(撮影・西川祐介)
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 20年東京五輪の組織委員会がゴルフ競技のギャラリー対応で“渋野プラン”の導入を検討していることが15日、分かった。1人の人気選手に観客が集中した場合に備え、特別な安全対策を講じるもので、五輪テスト大会の日本ジュニアの会場(埼玉・霞ケ関CC)で関係者が明かした。注目の渋野日向子(20=RSK山陽放送)はこの日、NEC軽井沢72(16日開幕、長野・軽井沢72北C)のプロアマ戦に出場し最終調整を行った。

 五輪競技は来年7月30日に男子が開幕し、翌週の8月5日に女子の予選がスタートする。期間中は1日2万人近い来場者が見込まれており、世界的なスター選手が出場した場合、そこにギャラリーが集中し大混乱が起きることも予想される。そのため組織委では「タイガープラン」と名付けた特別な安全対策の準備を進めていた。

 「元々は、ウッズのようなスーパースターの出場を想定して対応プランを検討していました。渋野さんが出ることになったら、注目されるのは間違いないでしょう。女子は男子よりも後に行われるので準備もしやすいですよね」と関係者は説明する。具体的には各ホールの両サイドに通すギャラリー整理用のロープを通常よりも選手から遠い位置に配置。また、ホールとホールを結ぶ選手通路の両サイドのロープ幅も広げ、観客が選手と接触できないように注意する。渋野が全英女子オープンで地元ファンを魅了したプレー中の握手やハイタッチも五輪期間中は安全面を優先し、制限されることになる。関係者によればギャラリー整理のロープも一般的なプロの試合より太くなっているという。

 組織委と協議するため来日した国際ゴルフ連盟(IGF)のピーター・ドーソン会長(72)は「人気選手が同じ組に集中しないように気をつけたい。ただ、人気者には特別な(安全面の)配慮も必要」と話した。そして「タイガープランという言葉は聞いたことはないが、ケプカプランもヒナコプランも必要かもしれないね」と笑いながら続けた。同会長は英国スコットランド出身で、渋野のシンデレラスマイルに心を動かされた一人。「賢く素敵な笑顔で日本だけでなく世界中を魅了した。英国での人気も大変なもの。この時期に日本選手がメジャーで優勝することは、我々にとっても励みになり、後押しにもなります」と称賛していた。

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