井上大仁 米国合宿から帰国 MGCに向け「優勝できるだけの練習はできました」

[ 2019年8月16日 19:10 ]

米国合宿から帰国した井上
Photo By スポニチ

 9月15日に行われる東京五輪マラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」に出場する井上大仁(26=MHPS)が、米国合宿から成田空港に帰国した。本番まで1カ月を切ったMGCに向け「優勝できるだけの練習はできました」と手応えを口にした。

 ボルダーで行った約1カ月の合宿では900キロ程度を走り込んだ。「特に状態が良いというわけでもなく、悪いわけでもない。いつも通り」と淡々と振り返った。

 1年前のジャカルタ・アジア大会優勝時の“ゴールデン・メソッド”で大一番に挑む。完全に一緒ではないが昨年行った直前合宿とほぼ同じ日程でメニューを消化。「あの成功体験をもう一度という感じですね。前回と感覚が違うと不安になることもあるので、でも日程だけ同じだけで、中身は別物と考えています」と冷静に捉えている。

 暑熱対策もアジア大会の経験を生かす。ジャカルタでは保冷剤、ドリンク、冷やした帽子が入った冷却セットを用意して臨んだ。「今回はそれのバージョンアップを考えています」。暑熱レースで一日の長があるだけに、MGCを勝ちきる自信は十分だ。

続きを表示

2019年8月16日のニュース