ラグビー代表宮崎合宿、初「40分間ぶっ通しの実戦形式」に選手ヘトヘト

[ 2019年7月9日 05:30 ]

日本代表のリーチは第3クール初日を終えて取材に応じた
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 ラグビー日本代表の宮崎合宿は8日、宮崎市内で第3クールが始まった。初メニューの「40分間ぶっ通しの実戦形式」に、選手から悲鳴が上がった。実際の試合では、反則などがあって、40分間も動き続けることはない。しかし、この日は休みなし。プレーが途切れれば、すぐさまラインアウトから再開。しかも、本気でタックルをぶちかますハードメニューだった。

 フランカーのリーチ主将(東芝)は「みんなヘトヘト。最後の1、2分は体が動かなかった。80分間分のラグビーをした」とグロッギー状態。CTB梶村(サントリー)は「フルコンタクトの実戦形式は初めて。改めて課題を知ることができた」と、厳しく受け止めた。

 ジョセフ・ヘッドコーチは「追い込んだ中で選手がどう判断するか見たい」と、今後も実戦形式で負荷が高い練習を課す考え。17日までの第3クールで、27日のフィジー戦(釜石)で開幕するパシフィックネーションズ杯の代表31人が決まる。苦しい中で存在感を見せた者が、桜のジャージーを手にする。

 《“日本を知る勉強会”開催》ジャパンが“日本を知る勉強会”を開く。このクールは実戦形式が主となるため、夜のパート別練習がなくなる。代表候補に外国出身者が多いことから、リーチ主将は「日本を知ってもらうことが大事。日本の凄さ、歴史とかを勉強したい」と語った。バックスの松島(サントリー)が講師となり、「君が代」の意味も全員で理解していくという。

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2019年7月9日のニュース