最年長関取・安美錦が休場 再出場に意欲「もう一回、土俵に立ちたい」

[ 2019年7月9日 09:18 ]

大相撲名古屋場所3日目 ( 2019年7月9日    ドルフィンズアリーナ )

安美錦
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 関取最年長で西十両11枚目の安美錦(40=伊勢ケ浜部屋)が日本相撲協会に「右膝前十字靱帯(じんたい)断裂、内側半月板断裂、外側半月板損傷、大腿骨外顆(がいか)軟骨損傷、脛骨(けいこつ)後顆骨挫傷で2週間の休養通院加療を要する」との診断書を提出して休場した。休場は昨年初場所以来、通算11度目。3日目に対戦が組まれていた荒鷲(32=峰崎部屋)は不戦勝となる。

 安美錦は名古屋場所2日目の8日、関取最年少の竜虎(りゅうこう、21=尾上部屋)との取組で右膝付近を負傷。名古屋市内の病院で診察を受け、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)が3日目からの休場を明言していた。

 右膝は以前にも前十字じん帯断裂などの負傷を負っていた古傷。8日の診察後には「1日か2日休んで出られそうなら、という感じ。悔しい部分はあるが、全く無理ではなさそう。もう一回、土俵に立ちたい」と再出場に意欲を示した。

 元関脇の安美錦は史上3位の通算1805回出場、史上8位の通算907勝など数々の記録を誇るベテラン力士。2000年初場所の新十両から117場所連続で関取の座を維持しているが、今場所の成績次第では幕下に転落する可能性がある。

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2019年7月9日のニュース