八村がサマーリーグ2戦目で19得点と7リバウンドをマーク 2本の3点シュートは失敗

[ 2019年7月9日 09:16 ]

 ネッツ戦の第4Qにシュートを放つウィザーズの八村(右)=ラスベガス(共同)
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 NBAドラフトでウィザーズに全体9番目に指名されたゴンザガ大出身の八村塁(21)が8日、ラスベガスでのサマーリーグ2戦目に先発出場。29分の出場時間でフィールドゴール(FG)を14本中6本、フリースローを8本中7本成功させてチーム最多の19得点と7リバウンドをマークし、初戦のペリカンズ戦(6日)の14得点を上回った。

 八村は第1Q、ゴンザガ大時代の昨季に41・7%の成功率を記録していた3点シュートをいきなり2本試みたがいずれも失敗。うち1本はエアボールだった。最初の得点は第2Qに入ってからだったが、得意のインサイドでのプレーに専念するとこのクオーターだけで11得点をマーク。2メートル11のアミーダ・ブライマー(25)、昨年のドラフト2巡目(全体40番目)に指名された2メートル6のロディオンズ・クルーツ(21)らの圧力をものともせず底力を発揮した。第4Qの残り13・6秒にはガードのトロイ・コーペイン(23)のパスを受けて正面から豪快なダンクも披露。試合は85―88(前半62―67)で敗れて1勝1敗となったが、ドラフト全体9番目指名の新人として存在感を見せつけた。
 
 ただしスティールしたあとにボールを奪われたり(ターンオーバーは2回)、ブロックショットのタイミングが随所で微妙に遅れるなど課題も残した試合。プレータイムを豊富に与えられているだけに、次戦ではさらに“進歩”した姿を見せたいところだ。なおネッツは2勝1敗。前半では7点差をつけられたが、第3Qを34―22として試合をひっくり返した。

 <八村の全オフェンス>

 ▼1Q(無得点) (1)ゴール下×(ロディオン・クルーツ=2メートル6)、(2)右45度からの3点シュート×(アミーダ・ブライマー=2メートル11)、(3)左45度からの3点シュート×(ブライマー)

 ▼2Q(11得点) (4)アリウープでのゴール下〇(ブライマー)、(5)正面やや右サイドからのジャンプシュート×(ブライマー)、(6)オフェンス・リバウンドからのゴール下〇(CJ・マッシンバーグ=1メートル96)、(7)ペイント内のムーブからのゴール下〇(ブライマー)、(8)正面からのジャンプシュート〇(ブライマー)、(9)左45度からのジャンプシュート×(ブライマー)、(10)フリースロー2本×〇、(10)左45度からのジャンプシュート×(ブライマー)、(11)フリースロー2本〇〇

 ▼3Q(6分30秒間出場もFG試投なし=無得点)

 ▼4Q(8得点) (12)オフェンス・リバウンドからゴール下×(マイク・モーア=2メートル3)、(13)正面左からジャンプシュート×(モーア)、(14)ドライブインからのフローター〇(クルーツ)、(15)アリウープからゴール下×(クルーツ)、(16)フリースロー2本〇〇、(17)フリースロー2本〇〇、(18)ペイント内でパスを受けてのダンク〇(ノーマーク)

 *カッコ内はマークしたネッツの選手。〇は成功、×は失敗

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2019年7月9日のニュース