遼 今季初の首位スタート「感覚が安定」、3年ぶりVへ

[ 2019年7月6日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 日本プロ選手権第1日 ( 2019年7月5日    鹿児島県 いぶすきGC=7212ヤード、パー71 )

日本プロ第1日 2番でティーショットを放つ石川。6アンダーで首位
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 国内メジャー第2戦が開幕し、石川遼(27=CASIO)が7バーディー、1ボギーの65をマークして今季初の首位発進を決めた。九州を中心とした大雨の影響で開催の是非への葛藤もあったが、開催決定後は切り替えてプレーに集中。メジャーの大舞台で16年以来の15勝目を目指す。首位タイには藤田寛之(50=葛城GC)、黄重坤(27=韓国)が並んでいる。大会は当初、4日に第1ラウンドを行う予定だったが順延となっていた。

 最終9番は2段グリーン。石川は下の段からピンまで11メートルのバーディーパットをねじ込んだ。薩摩富士と呼ばれる開聞岳(かいもんだけ)をバックに力強くガッツポーズ。今季ベストスコアの65で、今季初の首位スタートを切った。

 「ドライバーからパターまでの感覚が安定している。6アンダーでもおかしくない内容かなと思います」

 出だしの10番パー4で第2打を4メートルにつけると、11番パー4でも2打目を3メートルに寄せて連続バーディー。後半1番でティーショットを左に曲げてOBとするも最低限のボギーに収めた。首位発進は18年4月の東建ホームメイト・カップ以来だ。

 九州を中心とした大雨の影響で、開催が危ぶまれた中での開幕。順延となった4日、選手会長の石川は「災害の警戒レベルが下がらない中で本当にやっていいのか」と葛藤していた。数人の選手から同様の意見も届いた。そうした声は主催する日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本会長に直接伝えたという。

 4日午後にPGAは大会の開催を決定。石川は気持ちを切り替え「倉本会長もいろんな意見を踏まえた上でのご決断。決まったからにはベストを尽くす」と強い決意で臨んだ第1ラウンドだった。

 雨が上がった4日にはコースを歩いて確認することもできたが、あえて一度も回らず“ぶっつけ本番”で臨んだ。その意図を「回ったことのないコースは自分の見える範囲に打つ。そういう危機管理能力が発動するのはいいこと」と説明。注目を浴び続ける石川ならではの、本番での強さを発揮してみせた。

 第2ラウンドを順調に消化できれば、7日に決勝36ホールを回る可能性もあるが、アマ時代に初出場初優勝したマンシングウェアKSBカップも、最終日は2ラウンド決戦だった。「36ホールは体力勝負。こういうふうになるとは誰にも予想できなかったけど、知ってたら開聞岳に登って鍛えていたかな」とジョークを飛ばす余裕も。過去に初日首位は6度あり、そのうち3度は優勝している。16年RIZAP KBCオーガスタ以来となる“頂上”へ、この勢いのまま登る。

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