東京五輪競技会場「カヌー・スラロームセンター」完成 羽根田「間違いなく世界一のコース」

[ 2019年7月6日 14:27 ]

お披露目されたカヌー・スラロームセンター(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 2020年東京五輪の競技会場となる「カヌー・スラロームセンター」(江戸川区)の完成披露式典が6日に開かれた。式典には16年リオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得した羽根田卓也(31=ミキハウス)らが参加。国内のトップ選手たちによるデモンストレーションも行われた。

 日本ではじめての人工コースとして東京都が建設。全長200メートルのまっすぐなコースで、幅は平均で約10メートル、高低差は約4・5メートル。毎秒約12トンの水をポンプから流し、水量を一定に保つため競技面での不公平はない。さらに葛西臨海公園の隣接地に誕生し、アクセスもいいことから羽根田は「間違いなく世界一のコース」。試走して「(世界のコースに比べて)大きな落差はないが、流れが複雑でテクニカルなコース」と分析した。

 大会終了後の活用について都の小池百合子知事は「都民や国民に水の競技にふれあってもらいたい」として、水上スポーツやレジャーを楽しむ施設になる予定。「皆さまに愛されるような施設になってほしい」と語った。

続きを表示

この記事のフォト

2019年7月6日のニュース