錦織圭×マクラクラン勉 東京五輪男子ダブルス“ベンケイ”結成も

[ 2019年7月4日 06:00 ]

テニス ウィンブルドン選手権第3日 ( 2019年7月3日    英ロンドン・オールイングランド・クラブ )

ウィンブルドン男子ダブルス1回戦 サーブを放つマクラクラン(奥)とシュトルフのペア
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 男子ダブルス1回戦でマクラクラン勉(日本)、ヤンレナド・シュトルフ(ドイツ)組は第1シードのルカシュ・クボット(ポーランド)、マルセロ・メロ(ブラジル)組に6―4、3―6、5―7、5―7で逆転負けを喫した。試合後の会見でマクラクランは「相手はサーブとリターンが強い。ネットのカバーが強いから難しいチーム」と振り返った。

 男子シングルス世界ランク7位の錦織圭(日清食品)は20年東京五輪の男子ダブルス出場にも意欲を見せる。それを問われたマクラクランは「(錦織も)出たいと言っている。すごくうれしい。チャンスがあったら絶対、一緒に組みたい」と明かした。

 マクラクランはニュージーランド人の父と日本人の母を持つ27歳のハーフ。ダブルスでは18年全豪オープン4強、同年ウィンブルドン8強と好成績を残している。「最近あまり勝っていないけど、レベルと経験が上がっている。これからもっと強くプレーできると思う」とさらなる成長を誓った。

 マクラクランと錦織は18年6月のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ・ハレ)のダブルス1回戦で初コンビを組んだ。「相手も強くて負けましたけど」と語るマクラクランだが「(錦織と)コンビネーションがいいと思う。錦織くんはすごくリターンが強い。だから僕がネットでプレッシャーをかけられる」と好相性を強調した。東京五輪で“錦織勉”、はたまた“勉圭(ベンケイ)”の夢タッグが実現となれば、自国開催の大舞台もさらに盛り上がることになりそうだ。

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