白鵬、夏場所休場も 宮城野親方「無理したら稀勢のように…」

[ 2019年5月9日 05:30 ]

病院での治療後に取材に応じる白鵬
Photo By 共同

 右腕を負傷している横綱・白鵬(34=宮城野部屋)の夏場所(12日初日、東京・両国国技館)への出場が厳しい見通しとなった。師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)は「(上腕の筋肉が)7割切れていて、残っているのが3割しかないと言っていた。それがくっついていればいいけど。医師からは1カ月半かかると言われていた。本人は出たがっているけど、無理をしたら稀勢の里(のケガ)のようになってしまう」と話した。

 白鵬は春場所の千秋楽で右上腕を痛め、その後の春巡業や6日の稽古総見で相撲を取る稽古ができていない。部屋の稽古でもぶつかり稽古やしこ、てっぽうなどの基本運動にとどまっており、この日の朝稽古も休んだ。宮城野親方は「今朝も稽古に来る予定だったけど…。いつも運動だけはしてたからね」と心配そうに話した。この日の午後に病院で検査を受け、その結果を待って9日に師弟で出場の可否を話し合う。師匠は「病院に行ってちゃんと聞いてからじゃないといけないから」と話していた。

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2019年5月9日のニュース